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YUKIPEDIA

小二で挫折、中二病を引きずり、高二で転落、現在第二の人生を歩む!

ハロー!ピアスタッフについての開創録

日常 日常-就職

障害者求人枠を狙って、就職活動を行っている私。

その一環としてリクナビと言う転職サイトを使っている。

実はこのサイト、これにかなり近い線の求人枠を狙えることをご存知だろうか。

昨日、リクナビを通じて起きた出来事を開創(『回想』の誤植ではない)する。

 

そもそも、障害者の私は、どうリクナビを使ってその様な求人枠を狙えているのか?

方法は簡単だ。

自分の経歴を記入する欄に、こう書いているだけ。

 

「2016年 精神障害者手帳取得済」

「現在 就労移行支援を受けている」

 

これはある意味でスティグマ的賭けだ。

スティグマとは、差別の烙印、と言う意味で、両者はそれに当たると感じる。

差別を受けること必至で、私はリクナビにそう記入した。

 

対して、良い面もある。

精神障害者手帳を持っている、イコールこいつは精神の病気。

そして就労移行支援を受けている、イコールこいつは一般就労していない。

これが普通の捉え方の筈だ。

少なくとも、私はそう思う。

この目論見が的中したからこそ、昨日の出来事が起きたのだろう。

 

ーーーーー

 

発端は、地獄インターネッツの私がいつも通り、パソコン画面に向かっている時だ。

画面横からメール受信を知らせる通知が来た。

求人を出したところに迷惑が掛かるといけないので、概要を簡単に書く。

 

リクナビを使ってくれてサンキュー!

 君に書類選考すっ飛ばして面接だけで入れる職場があるよ!!

 応募してみない?

 ここクリックしてね!!!」

 

そう言う内容だった。

障害者求人の面接を受けても落ち続ける、障害者そのものの私。

そのメール内容に、吸い寄せられた事実は隠してはならないだろう。

 

私はリンクをクリックした。

すると、確かにメール内容と一致する募集方法にて、私へ求人が来ていた。

どんな職場なのだろう?

俄然興味が沸いた私は、画面を読み進めていった。

 

事実が発覚して驚いた。

 

精神障害者精神科病院に係っている私に、他の精神科病院から誘いが来ていたのだ。

註釈しておくと、この『誘い』は、「うちの病院に転院しない?」ではない。

「うちの病院に勤務しない?」だった。

 

実はこう言う勤務体系は、障害者求人で有り得ない話ではない。

ハローワークの障害者求人欄を見ると、実際、こういう枠がある。

 

「障害者自立のサポートをして下さる方を募集します」

 

どういう事か?

人間が、同種の人間をサポートするのだ。

私はこれを正直、あまりよく思わない。

 

比較的頻繁に話す、私と同じく精神障害者の女性がいる。

彼女は、精神保健福祉士の資格を取ろうと勉強をしているとのこと。

それが叶ったら、精神科に勤務したいと話してもいる。

私はリクナビに「精神障害者手帳取得済」と書いただけで、勤務の話が来てしまった。

どうするべきだろうか?

 

そもそも私は資格を殆ど所持していない。

持っているとすれば、オートマ限定自動車運転免許だ。

他は、「高校中退」を世に晒すという面で、スティグマだと認識している大検

しかもこれは効力が切れている。

何故なら、私は大検を使って、大学に入り卒業したからだ。

後は何か?

英検三級、それだけだ。

 

余りにもこれはおかしいと思った。

オートマ免許所持の事実は、同じくリクナビに記載している。

後は、去年まで家業を手伝っていたこととその内容。

それと、年収の希望くらいしか掲載させていない。

なのにどうして、精神科病院から私に依頼が来るのか?

 

取り敢えず事実を確認しようと思い、私は画面を更に読み進めた。

最後に、その病院のサイトへのリンクが記載されている。

そこをクリックした。

 

更に驚いた事実。

精神科病院精神科病院でも、発達障害専門の部があるとのこと。

私は正しくその障害者だからだ。

 

もし発達障害者が、求人内容通りの正社員でその病院に勤務したら?

 

「あいつ俺達と同じ障害者なのに、何フツーに働いてんだよ!」

「あの人私達と同じ障害者なのに、極フツーに働けて凄いね!」

 

リアクションは、この二択に絞られるのではないだろうか?

何故ならば、病院側は私が手帳を所持していることを把握しているからだ。

周りに知られるのは時間の問題だろう。

 

現在は、こう言った勤務体系が確立しつつもある。

『ピアスタッフ』と呼ばれるものだ。

ピアスタッフは上のようなリアクションにより、良くも悪くも風当たりが強い。

妬まれつつ、希望も与えなければならない存在だ。

私にも実際に、今の病院からこう言った依頼が来たことがある。

でも以上の構図が見えたので、断ったのだ。

 

今回、またもやピアスタッフに近い話が来てしまった。

しかもリクナビの裏技らしきもの、を通じて。

多分、この風当たりに耐えうる精神障害者は少ないだろう。

負の感情を受けつつ、正の感情を発信しなければならないからだ。

それは自分の中で、変換が必要だと思う。

このような理由で、精神科ピアスタッフは少ないのだとも推測する。

 

これは私の誇大妄想に過ぎないのだが、依頼を寄越した病院にある仮説が立てられる。

 

就労移行支援を受けているのだから、働く気がある。

そして、精神障害者手帳を持っているのだから、精神の病気だ。

ならば、ピアスタッフで行けるのでは?

 

日本の企業は現在、社員の数パーセントに障害者を雇わなくてはならない。

そう言う決まりがある。

今年4月には、その規則が促進される法律も施行された。

数日前の新聞において、法律によって日本の障害者雇用率が上がったと記載があった。

 

果たして、この精神科病院の依頼に便乗するべきか?

 

私は考え、結論を出した。

 

前にも書いた通り、「人間が同種の人間をサポートする」、これは無理だ。

傷の舐め合いになりそうだと判断した。

 

例がある。

人の事を言えないが、私の周りは精神の病気を持った者だらけだ。

彼等と話すと、落ち着くことは落ち着くのだが、気持ちが落ち込むのも事実。

落ち着くを落ち込む、と錯覚しているのかも知れない。

 

「私も!その気持ちわかる!」

と言いたい感覚と、

「私は、その気持ち要らない」

と感じる本音がせめぎ合うのだ。

自分を他者に投影して、否定している構図。

 

精神科病院精神障害者の正社員で勤務したと仮定した場合。

この構図を毎日味わう世界が待っている。

それは果たして自分の精神衛生上、良い事だろうか?

 

それを疑問に思うからこそ、私は同種の人間をサポートしようと思わないのだ。

 

私はリクナビを使いつつ、ハローワークにも通いつつ、更には就業センターも行きつつ、職を探し続ける。

健常者になりてぇ!

この世界は厳しい!!

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