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YUKIPEDIA

小二で挫折、中二病を引きずり、高二で転落、現在第二の人生を歩む!

【連作短編❹】アナザー・クロウズ・トリートメント/ACT

突然に『谷崎理樹』と言う人間から連絡が来た。 社会のみならず、世界からも断絶を進んで行う私へと。 それを喜ぶべきか、怖がるべきか、面倒臭く思うべきか判断が付き兼ねた。 しかし、彼は私の本名、メールアドレス、そして現状を知っているのだ。 現在、…

【連作短編❸】ストレンジ・ノスタルジック・シミュレータ/SNS

私の心を異物が貫通した。 そこでは『何か』が出たり入ったりしている。 私の心に誰もが関係出来ない。 そこまでは『何も』かもが届くことは出来ない。 私の心へ叫びが響くのか。 そこへは『何か』が私に向かって声を上げる。

【連作短編❷】エレクトロ・コンビュルシブ・セラピー/ECT

私の左右の耳には、現在合わせて十個のピアスホールが存在する。潰れてしまったが、軟骨にもピアスを貫通させたし、皮膚が腐って耳の破片が崩れたこともある。だから私の耳の形は歪だ。これは所謂、身体改造に当たるだろう。 ピアスのスタッドにこびり付いて…

【連作短編❶】サイレント・エキストラ・タイムズ/SET

現在、私は死んでいる。 自分の死んだ脳味噌と死んだ精神が自分で把握出来る。 生活そのものも死んだ。 だから、私を統合し総合している要素全てが死んでいる。

あたしの事好きだなんて よく言えたものね

死中に活を求める。 そして見出した。 余りにも実家がクソの為、これをネタに小説を書くことにしました。 でも、小説はクソにしないのがヤマトユキの掟なのです。 利用できるものはとことん利用します。 それもヤマトユキの掟。 今回、私は弟を軸にして書き…

【一応フィクション】投棄ての爪楊枝

事の発端は、私の店へ掛かってきた電話だった。 私は接客業をしているのだ。 私「はい、○○店です」 客「私のカーナビで、あなたの店のナビ、出る?電話番号で」 予期せぬ質問に、私は一瞬固まって、そして思った。 電話しているなら、電話番号入れて自分で検…

『並行』(33)―本当にバカなのは誰だ? 完結

四月の夜風は、露出の多過ぎる服装の私には肌寒い。 冬の厳しさはとうに過ぎ去ったけれども、私の中はいつでも寒いまま。 私は微かな震えを抑えながら路上に立ち、客を待っている。 大学を自分も辞めたのだ。 耐えられなかった。疎外と自分の無理に。 新学年…

『並行』(32)―本当にバカなのは誰だ?

端詰は保釈金を支払って、警察の拘留を振り払って戻って来た。流石私立大学の学長、それはかなりの高額になったらしい。新聞の一面もニュースもこぞって、そうはやし立てた。 とは言えども、端詰がゼミの女子学生の誰かー噂では、中村梓沙と言うことになって…

『並行』(31)―本当にバカなのは誰だ?

その次の日、私の電話の液晶画面に発信者の表示がこう浮かび上がった。 『H学院大学学生指導課』 私は論文の結果が哲学科長から来る、と聞いていた為、訳が解らなくなる。 何故学生指導課から電話が? そのことを怪訝に思いつつも、受信ボタンを押す。 「は…

『並行』(30)―本当にバカなのは誰だ?

突如辞職させられた端詰の緊急代打者として、学長を現在の理事長が務めることとなった。そいつは大学創始者の曾孫にあたる婆さんで、頑固で金遣いに厳しい、ひと言でいうとケチだと有名。しかも学が無いらしい。創始者一族だからと言うことで、H学院に特別優…

『並行』(29)―本当にバカなのは誰だ?

一月二十日が来た。 それぞれの学部の学生が学生課の前に列を成して並ぶ中、私は哲学科の人混みの中に別田の姿も中村の姿も、見つけられなかった。 設定された締め切りの十六時へと、あと半時間で時計の針が回ろうとしている。 既に私は、昼の十二時に論文を…

『並行』(28)―本当にバカなのは誰だ?

「他山さんは、あなた、上野さんのこと、本当は大嫌いなのよ?」 中村が勝ち誇ったような、卑下しているようにも見える目で私を捉えた。 「・・・はい?」 「他山さんはあなたを嫌っている。すっごくね。そういう事」 「他山って、他山恵?」 「決まってるじ…

『並行』(27)―本当にバカなのは誰だ?

射し込むブラインドからの光が小さくなった。それに弱く私達の陰が映し出される。端詰は、受け持っている学生が死に追いやられそうな局面に於いても、私と中村にはこう言い放った。 「論文は、一月二十日の十六時までに学生課へと提出すること。今回は上野さ…

『並行』(26)―本当にバカなのは誰だ?

私は自分の中で展開されている想念から現実に戻り、目の前に意識を戻した。 下北に殴られた他山は、無惨に転がって、強かに腹部を床へと打ち付けていた。 血液が他山の下半身から徐々に拡がっていく。 「え?あ、わ、」 下北と他山が全く同時に、全く同じリ…

【実録】読んだ次の瞬間から使えるナンパ拒否術

「女の人って、恋愛で自分のことをはっきり言わない狡さがある。そこが俺には分からん」 女性の私は、友達の男性からそう言われたことがあります。 この疑問について、解釈いたします。 結論から言うと、女性は、他人に嫌われるのを恐怖する心理を持っている…

PKD総選挙センター『ユービック』の逆行的プロフィール

『ユービック(UBIK)』 それは、PKD総選挙において、センターを飾る作品(SFマガジン2014年10月号より)。 つまり、PKD(=フィリップ・K・ディック)作品人気ナンバーワン、と言うことなのです。 話を簡単に説明いたしましょう。 舞台は未来。 その未来の世界…

『並行』(25)―本当にバカなのは誰だ?

「・・・別田さん、ちょっと顔色が悪いですよ」 私は、恐らく自分の予想している答が当たっているだろう、そう言った予感を持ちつつも、言った。 「・・・そうか。悪いか」 別田の顔は更に青く荒んだ。 他山の嘔吐は廊下を通じて教室へと響く。 「こういうこ…

『並行』(24)―本当にバカなのは誰だ?

端詰は口を開く、その辺りに落ちているクズを蔑む感じで。それに対し私は、そうです、自分はリアルにクズだけれども、何か?そう思いつつ、端詰に向かって小首を傾げた。 「上野さん、あなたの醜聞は私の耳にも当然入っています。しかも目の前でその発言です…

『並行』(23)―本当にバカなのは誰だ?

外部の死は、文学部哲学科三年生の女子学生、上野さつきに因るものだと言うことは、ゼミ生のみならず学内に拡散した。それはつまり、私が病的に嘘を吐いていると言う事実が広まっているのと同じことだ。 私は静かな話題となっているその大袈裟な雰囲気を、至…

【掌編】ネットでわくわくワークショップ

今は奴に全通信方法をブロックされたから、書きたいことを書ける。 自称、公務に就いているという彼は、インターネットを通じて私にコンタクトを取って来た。所謂ソーシャルネットワークサービス。SNSだ。 何かの統計で結果が出ているらしいが、SNSで出会っ…

『並行』(22)―本当にバカなのは誰だ?

外部の葬儀には出席した、ものの、詳細はよく憶えていない。 別田が男泣きしていた。中村はヒステリックに泣いていた。下北は静かに涙を流していた。他山はひたすら突っ立っていた。私は何も感じなかった。 「あなたは相当苦しむと思うがね」 別田のその一言…

【掌編】サイドビジネス、ネットデリヘル

高校時代、私はあの懐かしき単語、援助交際を現実のものとして実現させていた。 手口はこうだ。 インターネットの個人が運営しているホームページに割り込む。そして書き込む。更に仲間内へと溶け込む。それだけだ。 そうしている内、ある男性と知り合った。…

『並行』(21)―本当にバカなのは誰だ?

連絡が中村から来たのは、ひとり、正月をアパートにて過ごしている最中だった。 もう誰も信じられないし私のことも分からない。とにかくひとり!ひとりになれるのならばそれでいい!そう言う思いを込め、特段いつもと変わりない、白米と味噌汁の食事を、力を…

『並行』(20)―本当にバカなのは誰だ?

自分が地獄に墜ちるのは容易いことだった。 元々から私の心はそこに居たのだ。 本心を殺しまくって上っ面でしか生きられない人生、そのどこが皆が憧れるような素敵で素晴らしい人生だと言うのだろうか。しかも、下北はじめゼミ生を自分の論文に巻き込もうと…

『並行』(19)―本当にバカなのは誰だ?

襖が左側に素早く滑り、眉を顰める別田と青ざめる下北の顔が現れた。 「・・・さつきさん、全部聞いていたんですか」 下北が呟く。 「だから言っただろ?上野はこう言う奴だ」 こうなったら私は聞き耳を立てていたことを、認めなければいけない。 私は言った…

『並行』(18)―本当にバカなのは誰だ?

こいつらの頭を今、思いっきり足でかっ飛ばしたらどんなに気持ちがいいだろう。そう思いながらも、手洗いに行こうと立ち上がった。 その夜、ふとした拍子に眠りから目が醒めたのだ。何かが私を呼んでいる気がした。隣には左から右へと他山と中村の順で、ふた…

『並行』(17)―本当にバカなのは誰だ?

バカじゃないんですか! 下北のそのことばは、中村の叫びよりも大きく私の心の中で反響した。そうか私はバカなのか?うるせえ女を好色のままに犯す存在にそんなこと言われる筋合いねえよ、その気持ちとは裏腹に、それは真実を言い当てている気がしてならなか…

『並行』(16)―本当にバカなのは誰だ?

バスは予定通りN山に到着して、予定通り合宿が開始された。 会場は泊まる雪宿の『扇の間』と名付けられた、襖で仕切られた二続きの和室。外部の授業、というか出張自習授業中はその襖を開け放しにし、畳へ直に座って長机に向かう。寝るときは二続きの部屋を…

『並行』(15)―本当にバカなのは誰だ?

テキトーに勉強して、テキトーに生活して、テキトーに過ごしていたら、冬期休暇がもうすぐそこだった。休暇が終われば後期試験が行われ、四年生は卒業論文を提出し、教授会と学生課に認可されれば卒業の資格を得られる。 あーさっさとゼミの四年生共いなくな…

『並行』(14)―本当にバカなのは誰だ?

中村の悲壮は落ちることを知らなかった。 アパレルへの就職活動を止めるとまで言い出したのだ。他山と別田が話し合う声が、ゼミの冬季合宿ミーティング前にこう聞こえてきた。 「私、もう嫌。哲学なんかやるんじゃなかった。やりたい職種と全然関係ないから…

インディーズライター=インディラーの極意

私のインディーズ(敢えてアマチュアと言わない)作家の体験について書きます。 私の尊敬する作家、中原昌也さんはしょっちゅうやたらめったらこう書いています。 「俺は書きたくて書いているのではない。お金を稼ぐためだけに書くのだ」 その証拠に、彼の小…

JUXT-A-POSITION no.6 障害者竜巻爆裂生産決定

では、このブログの本題、小説の組み立ての話をしたいと思います。 前回の記憶が時間の経過と共に全壊している為(おいおい)、ちょっと設定が歪んでしまいました。 でも、組み立てるにあたって、私は少しインターバルを置くことは大切だと思っています! で…

JUXT-A-POSITION no.5 迷作⇔名作⇔盗作⇔倒錯

現実味が創作方法を捜索する際に求められると思います。 私は主にそれを、手持ちの文学作品で手に入れるのです。 「名作は盗みから生まれる」 (高田純次 『適当教典』河出書房文庫 より) ネットも調べものに使うと言えば使うのですが、出所のはっきりした…

JUXT-A-POSITION no.4 うっ、そう!!

さて、昨日はキャラクターを7~8人と設定しました。 その一人一人を、自己流の性質項目に当てはめて形作っていきもします。 項目について、どんなものだか皆さん興味があるでしょうね。 すみません、ここはヤマトユキ創作秘密です! でも、検索すれば、参考…

JUXT-A-POSITION no.3 したくてたまらない

友達が、 「知られたくないことは話さなければいいのに」 と至極真っ当な論を展開していたことがあります。 ですから、私の登場人物設定極意だけは話せません。 個人秘密です。 と言うのも、私は勝手かつ奔放かつ無責任な独自のやり方で文学界に反骨している…

JUXT-A-POSITION no.2 文学復讐逆襲論

次は登場人物の数を設定するのが、私の手段ですね。 私は15作くらい小説を書いているのですが、 小説の枚数が ・50枚以下→2~3人 ・100枚以下→5~6人 ・それ以上→7人~10人 と自己ルールを決めています。 でないと、訳が解らなくなって話と私の頭がこんがら…

JUXT-A-POSITION no.1 枚数決定独白会議

小説。 枚数(『400字詰め原稿用紙で○○○枚』という、アレです)によって、応募できる文学賞が変わってきます。 色々なサイトがその情報を提供されているので、 『文学賞応募 今年 枚数』 などのキーワードで検索されると良いと思います。 文学賞を受賞したこ…

JUXT-A-POSITION no.0 超我流小説組立式

Juxtaposition=並列 このことばをテーマに、小説を組み立てて行こうと思います。 私は小説を書くとき、イメージ曲かアルバムを決めるのです。 今回のそれは、GRAPEVINEの『juxtaposed』と言う曲。 アルバム『From a smalltown』の最後に収録されています。 …

Hi-Fi

私はぶっちゃけた話、碌な職に就いていません。 どのように碌でないかと言うと、超低賃金重労働なのです。 そもそも私自体が過去に重度の碌でなし。 と言う訳で、名声と金銭を得る為に、小説を書いています。 今日は、一週間で書き上げ、一週間だけブログ公…